土曜日は夕方から子供と母の施設へ行ってきました
4人部屋の窓際のベット
陽が差し込むと、とても暖かく冬の寒さを忘れてしまいそうになります
ここの施設にお世話になるのは3度目です
病院でのリハビリが終了してから
老人介護施設で日常に向けてのリハビリをしていただいています
病院にいるときとは表情が違ってきています
自立することが目的なので薬の服用も管理下にはありますが
見守り状態で進んでいます
母はいつものように孫に
困ったことがないか
お小遣いはたりているのか
東京への引っ越しは決まったのか
最後はいつもの言葉・・何もしてやれなくってごめんね
大丈夫
何か決まったら話すからね
そんな会話をして 帰宅しました
名古屋市営のバスは
一律1回の乗車は210円です
65歳以上の方は「敬老パス」といって
年間で決まった（収入による）金額を支払えば
名古屋市営の地下鉄・バスが乗り放題になります
名古屋市が運営する施設に割引で入場出来ます
（カードの色がゴールドなんですよ）
個人負担の金額は年間
1,000円,3,000円と5,000円です。
母が元気なころはよく利用していました
地下鉄の駅が近くにあり名古屋駅に出るのも栄に出るのも
乗り換えなしで行くことができます
病気になってからは敬老パスを利用することがなくなりました
バスを利用するときに段差がネックになってしまいます
乗降に時間がかかるので他の利用者の方に迷惑がかかるから乗らない
地下鉄も改札まで行くまでに階段が何段もあります
遠回りしてエレベーターのある入り口まで行くには
大通りを横切らないといけません
大通りの信号は青に変わった瞬間に渡り始めないと
歩行に時間がかかり点滅して赤になるまでギリギリです
名古屋市は福祉に優しい街と言われています
数年前は68歳になると医療費の窓口負担が軽減された時代もありました
敬老パスの問題も昨今では話題になっています
65歳を過ぎても働く人が増えました
毎日の通勤に使われたり
1日何回も乗車があり通常では考えられない使われ方があると
新聞に掲載されていたことやニュースになったこともあります
高齢者に優しいって？
福祉に優しいって？
ひとつ、ふたつ経験することによって
わかることがあります
敬老パスの申し込みをしなくなってから、知り合いに
福祉タクシー券の補助があるのでは？と言われ
区役所に問い合わせをしました
そういった制度はなくタクシー券は
福祉特別乗車券の交付を受けていない重度の障害者の方が対象といわれてしまいました
公共の乗り物に乗れない・自家用車も持っていない
こんな人たちに差し伸べてくれる制度はないのかなぁ～と
私的なことでごめんなさい
去年の10月・11月は毎週、大学病院に受診していました
往復タクシーをお願いしていました
痛みがひどいときには
タクシーの乗り降りも困難でタクシーの運転手さんに手助けしていただきました
母が元気に出歩いていたころには考えもしなかったこと
利用者の声を 小さな声を 拾ってくれたら嬉しいかなぁと思います
母よりもっと助けが必要な方がいます
見えない福祉を現実の福祉に
切に願うばかりです
母はこの数年でいろいろな病院にお世話になりました
病院によって違いがあります
入院費以外のお金がかかり過ぎる病院もありました
知り合いに聞いたところ、
経営者がお医者さん以外の病院があるそうです（公立病院を除く）
そういった病院（救急指定の病院）は医療より
経営が主体になっているのかもと言っていました
お金がなくては病気になっても受診もできません
以前紹介した
無料低額医療機関
この制度も利用できない人にとっては意味がないのです
国が医療費を軽減するためにしてきたことは
ベットの回転率を上げること？
難しい、難しいね
元気で長生きをする
そのことは、誰もが承知しています
どんな世界にも
制度の境目に存在する人がいることを忘れないでね
自分の体は自分で守らないといけないですね
