はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
私もお題を投稿してみました。
「記憶に残っている、あの日」
私、記憶力悪いんです。
知ってるよ〜と言われちゃう
遠い遠い昔の記憶
私が20代の頃
(いつの話やねん ふる〜)
学校で教職課程を選択していたので
教育実習は必須でした。
慣れないタイトスカートとブラウス
2週間無事に終え
当時は単位を取ることだけ考えていました。
(何になりたいのか、考えていなかったのです)
受け入れ先は出身校へお願いにあがるのですが
私がお世話になったのは
分校として別れる前の本校でした
家から遠い
どうやって、実習に通っていたのかは
思い出せない💦
(やっぱり、記憶力ひく・・😓)
緊張の毎日で、教材、下調べが大変だったような
それでも、せ・ん・せ・い・として
子どもたちは向い入れてくれました。
難関の授業参観といいますか
お偉い方々や先生、他の実習生が大集合の中
授業を終え、担当の先生と反省会をしたような
無事に2週間の実習を終え
他の実習生とも仲良くなり
最終日の夜、実習の打ち上げをしました。
時間の経つのも忘れ
家に帰ったのが夜中を回っておりました。
家に入った瞬間、異様な空気
父が靴下を履いているところでした。
私の帰りが遅く、何かあったのではないかと
警察に行くところだったそうです。
父は履きかけの靴下を脱ぎ
安堵したかのように布団に入りました
父に怒られた記憶はなく
この時も父の背中が寂しそうに思え
愚かな自分の行動を反省しました。
当時はスマホもなく、家電のみ
門限みたいなものはなかったのですが
遅く帰ったのはこの時だけだったと。
親になって、あの時の父の気持ちが
理解出来るようになりました。
あの時は言えなかったけど
「心配させてしまって、ごめんなさい」
母に私の名前の由来を聞いた事があります。
母曰く、父の初恋の相手のお名前だとか
ん?そんなんで良かったの?
身近なところで済ませないでよって(笑)
子どもの頃は
学校のお休みの時期は
車で旅行に連れて行ってくれました。
父は、車とカメラが好きで
私は車が超苦手だったんです。
酔いやすい体質でした。
遠出が好きな父だったので
車に乗っている時間も長くなります。
(勘弁してよ〜みたいな感じでした)
窓全開で顔を出して 時には眠り
目的地まで車酔いとの戦いをしていました。
なぜか、お題に何を書こうかと思った時に
父の事が脳裏に浮かびました。
私のあの日は父との思い出でした。